「料理は愛情」「手作りしない母親は怠けている」
そんな無言の圧力にさらされ、今日もキッチンで立ち尽くしている方へ。
この記事では、料理が苦手な私が「しんどい自炊地獄」から脱出し、家事コストを削ってメンタルと家計を守った仕組みを、実数値と写真つきで紹介します。
こんにちは、さちです!
「料理は苦手」。
堂々と言えるようになるまで、私は随分と自分を追い込んできました。
皮を剥き、カットし、何種類ものおかずを並べ、大量の洗い物をする。その繰り返しでメンタルがやられまくっていた日々。今ならはっきり分かります。「苦手なことを頑張るのは、ただの苦痛でしかない」と。
40代・一馬力家庭において、時間は最も貴重な資産です。そこで辿り着いたのが、「料理を自分でするのは最低限にし、外注(お惣菜・半調理品)に頼り切る」という、思考停止でも回るタイパ重視の暮らしでした。
1. 結論:料理が苦手な主婦の自炊がしんどいのは、根性不足ではない
私の出した答えはシンプルです。苦手なことは自分では最低限だけにして、外注してその対価を払う。
市販のお惣菜でもいい。冷凍野菜や半調理品をどんどん使う。これらは「手抜き」ではありません。自分の「命の時間」を買い戻すための賢い投資です。
朝昼はメニューや食材を固定し、外食やお弁当も進んで利用する。無駄な脳内メモリを使わずに自分を整えることこそが、家事における最大の成功法則だと確信しています。
2. 地獄:毎日4人分、数種類のおかずを作る人生は限界だった
かつての私は、毎日4人分のご飯作り、しかも「The・日本の食卓」のような数種類のおかずが並ぶ生活を自分に課していました。
今思えば、あれはメンタルを破壊する行為でしかありませんでした。献立を考え、複数の火加減を見張り、栄養バランスに怯える。あの数年間、私は苦手なことにエネルギーを注ぎすぎて、家族と笑う余裕も無くしていました。
3. 無駄:個別盛りが生む膨大な手間と、絶望的な洗い物
以前の暮らしでは、訳あって大皿料理ではなく一人分ずつ小鉢や皿に分ける「個別盛り」を徹底していました。
- 盛り付けの手間:4人分を丁寧に分けるだけで時間が溶ける。
- 洗い物の倍増:小皿、小鉢、中皿……洗う枚数は2倍、3倍に。
- 後片付けの絶望:コンロ周りの掃除に加え、終わりの見えない食器洗い。
あれは今思い返しても、コスト換算したら相当な無駄でしかありませんでした。私の貴重なリソースが、小さな皿を洗うためだけに削り取られていたのです。
現在は、価値観の相違から夫とは別居、娘は自立し、大学生の息子との生活になっていますが、当時のあの「盛り付けと洗い物の無限ループ」から解放された時の衝撃は今でも忘れられません。家族の形態が変わっても、あの時の「無駄の正体」に気づけたことは、今の私の家計管理の大きな指針になっています。
4. 分析:家事コストを分解。炊事の時間を「稼ぐ時間」に変える
料理を単なる「食費」ではなく、「家事コスト」として分解してみると、自炊がいかにハイコストかが分かります。
▼ さちマネ帖的:家事コストの削り方一覧
| 工程 | 発生する無駄(コスト) | 私が選んだ「やめる」仕組み |
|---|---|---|
| 前工程 | 献立検討、買い出し、下ごしらえ | 「思考停止の固定メニュー」で脳のメモリを解放 |
| 調理 | 火加減の見張り、調理器具の洗浄 | 「惣菜・冷凍食品」へ外注し、立ち仕事を最短化 |
| 後工程 | 大量の食器洗い、コンロの掃除 | 「個別盛り廃止」で洗い物を物理的に減らす |
これらの「名もなき家事」に費やす時間を時給換算してみてください。お惣菜や半調理品を買って時間を買う方が、時間効率を考えたらむしろ正解なのです。
炊事の時間を削って、その分を収入に変える。
炊事に関連する家事時間をすべて仕事に置き換えた場合の単純計算なので、毎日の現実的な数字とは言い切れませんが、考え方としては以下の通りです。
- 労働収入:2時間 × 25日 × 1,100円(時給:最低賃金レベルで想定) = +55,000円
- 追加コスト:半調理品、惣菜や外食への切り替え費用 = -25,000円
(完全自炊より1食あたり平均1,000円高くなると仮定:1,000円×25日) - 実質利益:+30,000円 の黒字!
「仕事で体力を削られたらプラマイゼロじゃない?」と思うかもしれませんが、実は世の中には体力を温存しながら稼げる仕事も存在します。
ちなみに私は「乙4」資格を取って、セルフガソスタで「イスに座ってボタンを押す」という仕事をしていました。こうした「働き方の仕組み化」については、また後日詳しく書きますね。
※すべての人がこうできる、という話ではありません。「家事を時間コストで見ると景色が変わる」という一つの例です。
増えた収入でお惣菜を買ってもお釣りが来ますし、自分の資産も増えます。これこそが一馬力のままでも、複数の収入源(馬力)を持ってステップアップするための「守りの攻め」ではないでしょうか。
5. 実践:普段は「固定」、食べたい時だけ「イベント」にする勇気
今の私の食卓は、無理をしないスタイルに完全にシフトしました。
普段は決まった似たような食材で済ませる。でも、「食べたいものがある日」はその気持ちを大事にして、それを準備して楽しく美味しく食べる。それを「イベント」のような気持ちで楽しむようにしています。
イオントップバリュベストプライスの冷凍ギョーザ1袋200円以下。フライパン(スキレット)ごと出せば皿洗いも最小限。調理時間わずか5分で済む、わが家の鉄板メニューです。
さらに、「今日はあれ食べたい!」となった日は、迷わず外食します。
予算を決めて楽しむからこそ、後片付けコスト完全ゼロの解放感が引き立ちます。スーパーでお惣菜を買い込むより満足度が高いことも。準備の負担なしで、笑顔だけを受け取ります。
- 自炊がしんどい時はプロ(惣菜・冷凍食品)に外注する
- 朝昼は思考停止で「固定メニュー」にする
- 個別盛りをやめ、洗い物という家事コストを最小化する
- 「食べたい!」と思った瞬間の直感を最優先する
6. まとめ:惣菜への罪悪感を捨て、時間効率を最大化する
この仕組みを作ってから、私の中で何より大きく変わったのは「心」です。
「なんで私だけこんなに大変なの?」とキッチンでイライラしたり、手抜きをして自分を責めたりする時間が、驚くほど減りました。 余裕ができた分、子供との何気ない会話を楽しめるようになり、家の中に穏やかな空気が流れるようになった。これは、どんな節約術よりも価値のあるリターンだったと感じています。
「手作りしなきゃ」という重石を下ろした時、私の暮らしには本当の意味での余裕が生まれました。
時間効率を考えたら、外食やお惣菜はむしろ「正解」です。そこで浮いた時間を、自分の休息や、副業、もっと大切なことに使う。それこそが、一馬力家庭で豊かに暮らすための「究極のコスト管理」だと思っています。
楽しく、美味しく、でも手は抜く。
あなたも今日から、キッチンで頑張りすぎるのをやめてみませんか?
今日、スーパーでお惣菜をカゴに入れるその瞬間から、あなたの「新しい自由」は始まります。
さちでした!